2013年4月3日水曜日

2013Winter

こんにちは。
寺田です。

2013年もあっという間に4月に入りました。

季節と共に動いている仕事をしていると単なる忙しさだけではなく、気候の変化を日々刻刻々と集中して感じとることが習慣になっているので時間の経過があっという間だと感じるのではないかと思っています。

4〜5月にかけては山も海も素晴らしい季節を楽しめるシーズンですね。北アルプスを中心としたバックカントリースキーに奥伊勢のシーカヤッキングも皆様と素晴らしい時間を過ごすことができればと思っています。

今回は簡単にこの冬のレポートを。

1月から2月までは北海道は白滝に滞在し、TENGU SNOW CAT TOURSでスキーガイドの仕事をさせて頂いていました。

白滝村観光協会主催で地域再生事業の一環のこのツアーガイド。旧北大雪スキー場を再利用しエリア内をキャット(雪上車)で上がりエリア内のノートラックパウダーを滑ってもらおうというもの。


手作り感、ふるさと感満載ですが、エリアのポテンシャルは底知れぬものがあり日本でも唯一ここでしかできないのではないかというほどの素晴らしい環境を誇っています。


10人滑ってもノートラックは残っています、、、。


また周辺のエリアも上質な環境が点在しており、キャットツアーだけでなくハイクアップでアプローチしてもかなり楽しめる環境となっています。




オーペレーションはキャットスキーの盛んな北米レベル。メンバーのモチベーションも高くなかなか色濃い時間を過ごさせて頂きました。

またスキーだけでなく、アイスクライミングのポイントも車で30〜90分以内で点在しており、層雲峡から網走までと誰もいない環境を手軽にかつなかなかの大きさの氷に取り付くことができます。


 こちらは白滝から車で30分にあるアプローチ0分のヴァーチカルアイス。登るのはリードガイドの加藤さん。


 網走能取海岸にて流氷を背にしたアイスクライミング。登りきった後の絶景は最高です。


 横並びで様々な氷瀑に取り付くことができる類い稀な環境ですね。もちろん我々以外に人はいません。


  
 氷は固く、手は痺れスクリューをキメるのが核心かもしれません、、、。


日本雪崩ネットワーク主催のLevel2モジュール2を受講の為十勝岳周辺へ。コンディションに恵まれ講師であるカナダ在住の雪崩のエキスパートでもある国際山岳ガイドのJames Blench氏、70年代はヨセミテで名を馳せたレジェンドクライマーだったそうです。もう一方はカナダ山岳ガイド協会で唯一のスノーボードガイドの資格を持つ廣田勇介氏。お二人から最新な情報と共に色々な知識を得ることができました。


今回のメンバーです。各地で活躍されているガイドの皆様。来年のモジュール3に向けブラッシュアップと更なるレベルアップが必要ですね。

 コチラは層雲峡銀河の滝5ピッチのマルチアイス。登るのは氷河学の博士号を持つキャットドライバー松田さん。

ここ層雲峡ではマルチピッチアイスを何度か楽しみました。中でも1月中旬の−20℃の中はさすがにしびれました、、、。


こちらは神居古潭(カムイコタン)にあるドライツーリングエリア。グレードが高すぎて最低でもM8。初めてのドライにしては当然ながら厳しいグレードでした、、、。しかしこちらも旭川市内から車で30分。登り終わってから直ぐにスターバックスで暖かいコーヒーを飲めました。


こちらは帰路くたくたになった我々の前に広がる流氷群。絶景を目の前になんとも言えない充実感が湧いてきます。

北大雪から道東エリアは人が少なくバックカントリースキーやアイスクライミングを気軽に楽しめる最高の環境がありました。

また今回はアイヌの文化や地域の歴史に触れる機会が少ないながらもあり、この地の素晴らしいさを体験することができました。次回はもっとじっくりと見聞を広げてみたいと思います。

もちろん北海道でオホーツク海至近ですので食と温泉は◎でした。

では。

今日も笑顔で感謝。



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